ウェルビーングのソートスターター: アプリケーション コンセプト
私たちは研究調査によって導きだされた発見をもとに、人々の身体的、認知的、感情的ニーズを考慮しながら、刺激を与え、人の動きを促進する様々なレイアウトプランを開発しました。
ウェルビーングを促進するプランニング
職場でのウェルビーングを達成することとはソーシャルな仕事環境の中でワーカーを適切にサポートし、心身ともに健康的な状態を持続させることです。ひとつのタイプのスペースだけではこれを達成することはできません。
楽観性
新しいことを試したり、想像力や創造性を刺激し、能力を最大限に引き出せるように個人やチームで容易に移動、変更できるスペースを提供する。
マインドフルネス
個人での集中ワーク、1 対1 での作業、コラボレーション やチーム作業などに対応する多種多様なセッティングを提 供し、邪魔を最小限にし、ワーカーが仕事に集中できる環 境を創造する。
本物
個人やチームがそれぞれのワークスタイルに最適な環境を自分たちで選べるようにして、スペースを通して社員の個性を表現する。また、社員がデスク上、コンピュータ上、タブレットやスマホ上でパーソナルなアイテムを表示できること。
帰属意識
個人的、そして専門分野での繋がりを促進するようなスペースを提供する。相互に繋がるスペースとは直感的に使用でき、同じ場所にいても、分散していてもすべての人が平等に繋がるスペースです。また、繋がることを強化するためにメディアウォールのような埋め込み式のツールも活用し、スペースに配置する。
意義
リアル、バーチャル両方でコラボレーションができるような「場のパレット」や「存在のパレット」を考慮し、分散しているワーカーも含むすべての人が恊働できるスペースを創造する。また、楽しく人が相互に交流できることを重視し、その行動を助長する企業姿勢がわかるソーシャルなスペースも組み込む。
活力
動きを助長するスペース、「座る」、「立つ」、「腰掛ける」、「ゆったりもたれかかる」などの姿勢の選択肢やスペース中を歩きまわることを推奨するようなインドア、アウトドアでの多種多様なスペースを配置すること。身体を動かすことで心身共にエネルギッシュになり、脳や感覚を刺激し、覚醒状態を改善し、より集中できるようになる。
ウェルビーングを考慮したレイアウトプラン
プロジェクトスタジオ
アナログ、デジタル両方でのコラボレーションやコンテンツ共有、アイディアの創造などを行うためのプロジェクトチームや少人数のグループをサポートする没入型共有スペース。
壁は情報を表示する縦の平面として活用し、アナログ、デジタル両方でのコラボレーションを促進します。チェアは回転式なのでユーザーはお互いに目を合わせながら、マルチの情報表示にも容易に目を配ることができます。
適切な場所に設置された高精細のテレプレゼンス用家具はリアル、バーチャルでのミーティングを量的、質的に強化し、イノベーションを生み出す「場」を提供します。
可動式家具はインフォーマルな会話や姿勢を変える機会を増やします。
カフェ
インフォーマルでソーシャルなセッティングは人を繋ぎ、人間同士の信頼を築きます。人がソーシャルに交流し、モバイルワーカーが帰属意識を感じ、健全な人間関係が育ち、遠隔にいるワーカーとの距離の差も感じないで仕事ができる環境を提供します。
インフォーマルに交流したり、ミーティングができる多様なセッティングが用意されています。
ノマディックキャンプ
モバイルワーカーが立ち寄って、集中して仕事をしたり、コラボレーションするために多様なセッティングを配したエリア。モバイルワーカーや遠隔にいるワーカーのために「場のパレット」や「姿勢のパレット」を考慮したソリューションで、会社というコミュニティへの帰属意識や社員が企業のブランドや文化につながる「場」を提供しています。共有スペースは温かく人を迎え入れる雰囲気を醸し出し、自由に什器を選び、自分なりにレイアウトでき、一時的にスペースを所有している感覚を与えます。
プライベートオフィス
ユーザーの個性や専門性を表現できる個人用プライベートスペース。ユーザーのニーズに合わせて仕事を視覚化したり、仕事に集中できるようにベストな方法でスペースを自由に創ることができます。
音響的にもプライバシーが確保されたス ペースは集中ワークから1 対1 のミーテ ィングへと瞬時にシフトが可能なように 工夫されています。
パティオ
魅力的な景観や自然へのアクセス、「場」、「姿勢」、「存在」 のパレットが考慮されたセッティング。ユーザーが仕事内 容に応じて場をチョイスできるようにすることで、スペース 中を動きながら仕事ができます。多様なセッティングは集 中ワークからコラボレーションまで1 日に必要なワーカー のニーズを的確にサポートします。
リトリート
人の側で一人で仕事をしたり、周りがざわざわした中でカジュアルに対話ができるインフォーマルなスペース。外の景観やアートなどがかかっていることなどが望ましいです。
騒がしいところでは快適に仕事ができない人はここに来て、一人でゆったり仕事をすることができます。
イノベーションスウィート
アイディアを微調整したり、創造力を引き起こしたり、物事を客観的、論理的に考える批判的思考方法を活性化したりなど、革新的なイノベーションプロセスを実践できるスペース。企業内でのイノベーション文化の構築をシンボル的に可視化しています。
アンクレイブ
集中し、小休止し、エネルギーを回復できる小規模なプライベートスペース。
居住者地区
ツールが装備され、ユーザー自らがコントロールできる個人用のスペース。ユーザーはデスク周りをパーソナル化でき、スペースを快適に調整できます。全体のゾーンは集中ワークからコラボレーション、タッチダウンの作業までユーザーの様々なニーズをサポートし、ワーカー自身が生産的に仕事をこなせる「場」をチョイスすることができます。
デスク上で収納用アクセサリーやフックを使用することで雑然としたデスク周りを整理整頓したり、プライバシー確保のための間仕切りとしての役割も果たしています。高さ調節付きデスクはワーカーのニーズや嗜好を考慮しながら、身体を動かすことも促進し、精神的にリフレッシュしながら、仕事ができます。