イノベーションに向けての7 つの習慣

所要時間 2分

Steelcase の新しいイノベーションセンターへの移転を前に、 その組織横断型チームは移転する社員のためのマニフェスト を作成しました。

1. 中核的な質問をする 

まずは中心にある大きな質問をし、その後それを掘り下げていきます。いつものやり方とは違い、答えが正しいのか正しくないのかも分からず、未知の領域に足を踏み入れる戸惑いがあるかもしれません。しかし、曖昧なものもプロセスの一部と思って、仮説に対してどんな馬鹿げた質問でもしてください。この不可解な作業を超えてようやくたどり着くものが見えてきます。

2. よく観察し、耳を傾け、学ぶ

アイディアをとことん追求すること。すでに知っていることを明らかにすると新たな領域に足を踏み入れることができます。さあ、嫌でも、真剣になって、未知のモノに対して危ない橋を渡ってみてください。やらなければならないたくさんのことを早く進めることで、物事を大きく前進させるような心ときめく機会が何度か訪れるはずです。

3. アイディアを視覚化する

頭の中にあるアイディアをまず明確にし、乱雑にいたずら書きのように紙に書いたり、身振りで表現したり、動画にとったり、なんでもいいから視覚化することです。アイディアを他の人にも伝え、評価してもらい、また構築して始めて役に立つものに生まれ変わります。アイディアを表現したり、視覚化するのが難しければ、他の人に頼んでその作業を手伝ってもらってください。

4. 共有し、共同で創る

企業の社内外の人同士の連絡や関係を蜜にするよう努力することです。思わぬ閃きや好機、パートナーシップの機会はあらゆるところに存在しています。知的欲求を満たす、ダイナミックなコミュニティを構築しましょう。あなたの会話に意見の違った人を招き入れて、もっと面白い、挑発的な議論をしましょう。アイディアは混ぜれば混ぜるほど、素晴らしいアイディアになり、それは予想外のところから降ってくることがあります。

5. 他の人がうまくやれるように動く

あなたの成功のポイントはどれだけまわりの人をうまく動かしたかによるところが大きいです。自分のまわりに信頼と尊敬の雰囲気をつくること。同僚を尊重し、彼らの功績を評価し、励まし、彼らのアイディアを発展させること。周りの人間が勇気を持ってトライをし、輝けるようにしてください。

6. 楽観的でいる

熱意というものは伝染するものです。私たちが持って生まれた楽観主義的要素は私たちがすることのすべてにおいて共通して言えることです。人間の集団的努力によって人々の生活はよくなり、より健全な社会をつくります。人々の熱意を受け入れ、建設的な批判にも耳を傾けること。そうすれば、アイディアはより強いものになり、他の人も一緒にしていることを楽しめるようになります。

7. 早い段階で失敗すれば、成功は早い

学んで、捨てて、繰り返す。最初にすべてをきちんとやろうとしないでください。もしうまくいかなくても、そこから必ず学ぶものがあるはずです。ラピッドプロトタイプという試作手法は解決しようとしている大きな問題を把握できるためのプロセスのひとつです。いろんなことを試してみればみるほど、そこからより速く多くのものを学ぶことができます。

関連記事

イノベーションを起こす「場=ワークプレイス」の創造

イノベーションを起こす「場=ワークプレイス」の創造

イノベーションが組織を活性化し、企業を成長させる原動力であることはほとんどの人の一致する意見です。「場」であるワークプレイスはまさにそれを実現できる環境を創りだすことができるのです。