社員の労働意欲を 向上させる

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世界中のどの企業においても、社員の労働意欲の低下や惰性的な労働姿勢は悪玉ウイルスのように蔓延します。感染し、診断することも治療することも難しいと言われています。グローバルな調査によると、労働意欲のない社員は2:1の割合で労働意欲のある社員の数を上回っています。世界的な調査会社であるGallupの145カ国を対象にした、最近の「グローバルワークプレイスの実態」調査によると、不満が多く、非生産的、意欲がない社員が企業に貢献することはなく、むしろそのネガティブなムードは驚くべき速度で波及していくと説いています。逆に労働意欲がある社員は生産的に仕事をこなし、離職率、欠勤率も低く、企業に高い利益をもたらすパワーを持っています。まさに彼らこそが企業の繁栄には欠かせない存在であることはまちがいありません。

Gallupの調査結果が明らかにしている社員の意欲を向上させる一つの方法は社員のウェルビーングに焦点を当てるというものでした。また、Steelcaseの研究は「場」の重要性を示唆しています。それは物理的環境は社員のウェルビーングと意欲に大きな影響を及ぼすというものです。

最近、Steelcaseが依頼し、世界規模の調査会社、IPSOS(イプソス)が世界14カ国、10,500名を対象に実施した調査データはワーク環境を重視しない企業のリーダーたちにこう警告しています。「仕事場に非常に満足している社員は基本的に仕事に最も意欲的に取り組んでいる社員たちである」。

調査対象国:

フランス ドイツ
ベルギー オランダ
スペイン イギリス
ポーランド ロシア
トルコ アメリカ
カナダ メキシコ
インド 中国

 


 

労働意欲のない社員はワーク環境に満足していません。

私のワーク環境では:

85% 容易に集中できない
84% アイディアを自由に簡単に共有できない
85% リラックスできず、落ち着かない
57% 1日の間、身体を動かしたり、姿勢を変えたりできない
79% モバイルワークに対応していない
84% 会社への帰属意識や企業文化を感じない
87% 邪魔で中断することがあり、チーム作業が進まない
86% 作業内容に合わせて働く「場」を選ぶことができない
59% 1日を通して簡単に動きまわることができない
65% 同僚と交流したり、リラックスしながらインフォーマルな会話ができない

 

データの詳細に関してはiPadの360アプリか (英語のみ)をご覧ください。.