Healthy Planet
Steelcaseは、人にやさしく、社会に役立つ製品づくりに取り組んでいます。その製品と事業活動は、気候変動を緩和するという目標を軸に設計され、バリューチェーン全体を通して持続可能な社会の実現に向けての取り組みを加速させています。
気候変動
取り組み
当社は、製品の製造時に排出される温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
SBTイニシアティブ(科学的根拠に基づく目標)によって承認された1.5°に抑える目標を設定しています。
気候変動への目標に対する進捗状況を推進および監視するために、社内に執行監視委員会を含むカーボンコアチームを設立しました。
主要なサプライヤーと連携し、独自の科学的根拠に基づく目標を設定しています。
目標
2030年までに削減目標を確実に達成する
自社事業からの絶対排出量を50%削減します。1, 2
自社事業から出る廃棄物排出量を14%削減します。³この達成目標は世界規模では20%削減に相当します。
出張による排出量を14%削減します。3
水を貴重な資源として扱う
2030年までに、水消費量の推移分析を実施し、水リスクの高い地域に水のリサイクル工場建設を検討します。
2030年まで、水消費効率を改善して、事業での水消費量をグローバルに削減し、廃水の水質管理を続けます。
カーボンニュートラルを維持する
世界中の自社施設の電力消費量100%に相当する再生可能エネルギーへの投資を継続します。2
自社事業のカーボンニュートラルを維持するために森林保護・再生プロジェクトを含むカーボンオフセットプロジェクトに投資します。1
温室効果ガス削減のためにサプライヤーの意欲を掻き立てる
2025年までに科学的根拠に基づく独自目標 ³を設定するために、サプライヤーの80%を目標に連携させます。
100%再生可能エネルギーの購入
世界中の自社施設の電力消費量に相当する再生可能エネルギーを購入し、自社事業のカーボンニュートラルを維持するために化石燃料の消費量に見合った温室効果ガス削減活動を検証しました。
959mtのCO2e排出量を節約
米ミシガン州グランドラピッズを拠点とするウッド工場のエアハンドラーバーナー制御をプログラムし直して959メートルトンの二酸化炭素排出量を節約しました。
サプライヤー向けの教育シリーズ
サプライヤーが独自の科学的根拠に基づく目標を設定するために、温室効果ガスの会計と報告、科学的根拠に基づく目標設定、および排出削減イニシアチブに関する6部構成の教育シリーズを始動させました。
排出量報告テンプレート
排出量報告テンプレートを作成し、その取り組みをグローバルサプライヤースコアカードに段階的に統合しています。
循環型経済 + 製品使用後
取り組み
製品の持続可能性、透明性、設計や材料調達から製品使用後までの最適化と循環性を促進し、廃棄物を削減することに取り組んでいます。
業界で最も徹底した延長保証を提供し、製品の長寿命化に向けて製品を設計、製造、販売しています。
パートナー企業や販売代理店との共同エコシステムを構築し、再利用、寄付、リサイクルを通して廃棄物の削減を推し進め、資産の耐用年数を伸ばすよう努めています。
責任ある材料調達と管理に注力することで、製造におけるスクラップの削減や防止により、廃棄物の総量を最小限に抑えています。また、使い捨てプラスチックの削減と梱包材のリサイクル含有量の増加に焦点を当てています。
目標
お客様が循環型経済に参加できるよう支援する
関心のあるお客様に対して、2023年以降、廃棄されるオフィス家具が再利用されるための使用済みサービス業者を紹介します。
電子機器の回収とリサイクル関連のカスタマーサポートを提供します。
使い捨てプラスチックの段階的に廃止する
2030年までにすべての梱包材の使い捨てプラスチックを段階的に廃止するためにより環境に優しい材料を採用します。
2030年までにすべての使い捨て梱包材に100%リサイクル材を使用します。
米国エネルギー省主催2021年度ベタープラクティス賞
梱包を最小限に抑え、すべての梱包材の再生率を高める「Hack the Pack」イニシアチブが認められ、革新的なエネルギー管理手法が表彰されました。
リサイクル材を使用
紙による梱包資材の50%、プラスチック梱包資材の40%までをリサイクル材にしています。
2,120トン
2021年度に廃棄されずに再利用およびリサイクルされたオフィス家具の量
持続可能な製品設計
取り組み
「Steelcaseサステナブルデザインフレームワーク」とは、Steelcase製品がライフサイクル思考とCradle to Cradleという考え方を軸に設計されていることを保証するものです:
- 責任ある材料調達
- 地球温暖化や製品ライフサイクルでの環境への影響を最小限に抑える
- 材料の安全性
- 製品使用後戦略の実施
ライフサイクルアセスメント(LCA)や化学物質の有害性をハザード/リスクベースの評価手法などの最先端ツールを使用して、循環型経済を念頭に製品への影響を徹底的に評価しています。懸念される有害な化学物質¹を特定、削減、排除するためにすべての製品材料が審査されます¹。また、製品のライフサイクル全体での環境への影響を定量化するためにLCAおよび環境製品宣言(EPD)を早期に採用しています。
目標
循環型経済に向けて取り組む
2023年までに、Steelcaseブランドの全新製品にSteelcaseサステナブルデザインフレームワークを採用します。
75+ 評価
ライフサイクルアセスメントと環境製品宣言は2004年に完了。現在は20を超えるLCAとEPDを用意。
140 製品
マインドフルマテリアルライブラリでリスト化し、お客様が正確な情報に基づいて製品を選択できるようにする。
90%認証済み
平均して、EMEA 地域のSteelcaseブランド製品で使用している木材の90%はPEFCまたはFSC認証を取得済み。中国の東莞製造施設で使用される木材の90%以上はFSC認定サプライヤーから調達。
製品と材料認証
- BIFMA level®
- Blauer Engel
- China Environmental Label
- E1
- EU Ecolabel (European Flower)
- FEMB Level
- NF Environnement
- Green Tick
- Oeko Tex®
- SCS Indoor Advantage™
施設認証
- FSC®/Chain of Custody(森林管理と加工・流通過程)
- PEFC™
- ISO 14001 – 89%のSteelcase施設はISO14001認証取得済み
- ISO 9001 –世界中のSteelcaseの製造、物流、管理施設の100%がISO9001の認証を取得済み
- OHSAS 18001 – フランスとドイツの製造施設はOHSAS18001認証を取得済み
- EMAS III – ドイツとチェコのスチールケース製造施設はEMASIII認証を取得済み
製品環境プロファイル
Steelcaseの製品環境プロファイル(PEP)は、サステナビリティに主軸を置いた製品に適応されています。関連資料はマインドフルマテリアル(mM)プレミアム製品ライブラリーでご覧いただけます。
消費者の健康 + ウェルビーイング
取り組み
Steelcaseは、ユーザーの健康と安全両面からの製品の性能向上で家具業界をリードすることを目指しています。材料化学や材料の安全性への透明性を図ることや製品認証ラベルを通してサステナビリティへの取り組みを証明することで信頼性を確保するよう努めています。
Steelcaseのすべての製品は、安全性を念頭にデザイン設計およびテストされ、業界基準および性能要件に準拠しています。
Steelcaseは、オンラインや電話での問い合わせ対応などお客様からの質問や苦情に対しての体制を構築しています。
製品の安全性や品質維持のためにグローバルアラート管理システム(AMS)を採用しています。
継続的な製品開発では、設計障害モード影響分析(DFMEA)やプロセス障害モード影響分析(PFMEA)のリスク評価を導入して設計上の問題を無くすなど消費者の安全性確保に努めています。
目標
原材料の健康性に向けての取り組みを説明する
当社製品の原材料の健康性と材料化学の透明性を継続的に改善します。
2023年までに製品認定で業界をリードする
Steelcaseブランド製品販売の90%でBIFMAレベル3認証を取得する等を含めます。
+89%
ISO14001認証取得済みのSteelcase施設
健康と安全性への懸念事項はなし
2020年、製品またはサービスに関して健康や安全性への規制及び規範違反に関する重大な懸念事項はない。
75+
ライフサイクルアセスメントと環境製品宣言は2004年に完了。現在は20を超えるLCAとEPDを用意。
1 スコープ1/当社が所有および管理している事業から生じる直接排出—消費される場所からの排出(例:製造施設の暖房のための天然ガス、発電機用のディーゼル燃料、企業用ジェット機用のジェット燃料など)。
2 スコープ2/当社が所有および管理する事業が消費する購入電力の発電に伴う間接排出—発電所からの排出(例:生産を稼働させるための購入電力など)。
3 スコープ3/当社の事業活動の結果として発生するその他の間接排出—自社が所有または管理していない排出源から排出(例:購入した商品やサービス、出張や従業員の通勤、顧客への製品の輸送、製造廃棄物など)。
4 規制順守、製品のサステナビリティ認証、顧客の期待、新たな科学データによって定義される。