Steelcaseでは、倫理・行動規範に沿って誠実に行動する企業文化を醸成し、権限分散型の意思決定の実践に取り組んでいます。従業員を尊重し信頼するという良好な雇用関係が構築されることで従業員一人ひとりが正しい選択のもとに業務を遂行できます。
権限分散型の意思決定
取り組み
創業当初より倫理・行動規範の徹底を推進しています。これらの価値観によって従業員は正しい方法で業務を遂行できると同時に権限分散型の意思決定を強化するものです。
善循環を実現する事業経営という当社の信念を理解し、受容できる従業員によって最も正しい意思決定がされるものと確信しています。従業員を信頼し、分散型意思決定を強化することで従業員一人ひとりが企業目的と価値観をより深く理解し、遵守しながら成長し、その誠実な行動が社会からも信頼され、支持されることにつながるものと考えています。
この価値観を率先して行動に移せる従業員に意思決定の権限と説明責任を持たせることで、社内での継続的なスキル開発や信頼ベースの人間関係が構築でき、正しい意思決定が適時に行われる環境が整います。
目標
適正レベルでの意思決定を強化する
従業員が共通の倫理観や価値観に沿って意思決定することを信頼し、それを奨励します。
プラスの効果を褒めたたえる
倫理観や価値観に沿って意思決定をした個人を褒めたたえます。
74%
企業使命、柔軟性、参加型や一貫性などの項目から企業文化の質を判断するデニソン文化評価調査によるエンパワーメントスコア
戦略の浸透
権限分散型の意思決定をサポートするために、企業戦略を全社的に認知させる意味で36時間オンライン全社会議を開催
健全な組織文化
健全な組織文化を評価するための倫理基準を設定
リーダー + チーム
取り組み
当社の管理職は、組織文化をカタチづくる上で重要な役割を果たしています。リーダーシップの柱を明確に設定することで倫理・行動規範に沿った共感型リーダーを育て、組織をまとめることができます。
従業員は当社の最大の資産のひとつです。競争力のある賃金水準や福利厚生、ボーナス、キャリア開発や専門的トレーニングプログラム、働きがいのあるオフィス環境、身体的、認知的、情緒的側面からのウェルビーイング改善など様々なサービスの充実に投資しています。
目標
リーダーの成長 + 自己変革
リーダーシップの基本となる柱の浸透とその実践を世界中で加速させます。
すべてのリーダーが基本となる柱に基づいてリーダーシップを発揮できるようにその行動を自分仕様に変えられる柔軟性あるプラットフォームを始動させます。
従業員の倫理を強化するために、レジリアンス促進リーダーシップラボを立ち上げます。
リーダーが共通の目的を通じてコミュニティ意識を形成できるようにする
リーダーに対してコミュニティ意識や共通の目的を持たせるための強化プログラムを用意します。
リーダーが仕事フローの中でリーダーシップを発揮できるようにLeading the Wayプログラムの試験的運用と本格的始動を進めます。
コラボレーションと相互依存の企業文化を構築する
リーダーと一般社員が相互にかつ対等にコミュニケーションができるコーチングプログラムを試験的に運用します(リーダーシップラボへの組み込み)。
38% 参加
グローバルリーダーの38%が、レジリアンス促進リーダーシップラボに参加
リーダーのコミュニティ
リーダー同士が情報を共有し、支え合うソーシャルスペースとブログシリーズの始動
Steelcaseリーダーシップの5本柱
リーダーの期待を収集し、リーダーシップの柱の中に組み込み、柱に基づいた行動をまとめた「Leading the Way」教育プログラムを100名を超えるリーダーに試験的に始動
取締役会の構成 + コーポレイトガバナンス
ビジネス倫理の目標
ヘルプラインや報告プロセスの追跡を拡大
倫理規範違反の隠蔽/黙認を指摘(未然防止)
倫理・行動規範における説明責任を従業員に徹底
コンプライアンス + 腐敗防止の目標
コンプライアンストレーニングプログラムの改善の継続
ESGデータ + 企業方針のガバナンスシステムの確立
リスク管理の目標
ERM(リスク管理)プロセスを進化
第三者パートナー審査の改善
外部評価 + ベンチマーク目標
ESGおよびコンプライアンスプログラムの継続的な改善
自社の組織文化の健全性を評価
97%完了
グローバルハラスメント防止トレーニング
66% 完了
データセキュリティに関するグローバルトレーニング
82% 完了
対象となる利益相反の実態調査
違法や非倫理的、または当社のグローバルビジネス基準に準拠していない行動は決して容認されるものではありません。報告(匿名も可)する場合は、integrity.steelcase.com、または400-120-3062(中国)、800-906-069(香港)、000-800-100-4175(インド)、0800-170-5621(日本)、00-800-1777-9999(マレーシア)までご連絡ください。
格付け機関
Steelcaseの活動は下記の外部の格付け機関によって評価されています。
責任ある調達慣行
取り組み
Steelcaseは、誠実さと信頼性に基づいた強力なサプライヤー関係を構築しています。緊密に協力できる良好なサプライチェーンの確立こそが進化し続ける顧客ニーズに迅速に応えることができます。
また、当社のサプライヤーは最高水準の安全性、品質、サステナビリティを遵守しています。サプライヤーの倫理・行動規範を通じて、ガバナンス、人権、労働慣行、環境スチュワードシップ、地域コミュニティとの交流と発展に関するグローバルスタンダードを推進し、アンケート調査や現地訪問等で定期的に審査、評価できる体制を整えています。
目標
集団としての成長を促すコラボレーションの機会を維持する
ESGに関してサプライヤー評議会のメンバーを参加させると同時に、ESGをサプライヤー評議会会議の継続的なトピックに据えることでビジネス慣行を強化します。
年3〜4回のサプライヤーフォーラムを開催して情報共有を促します。
サプライチェーンのビジネス慣行を当社のコアバリューと連動させる
南北アメリカ地域での直接および完成品のサプライヤーに対しても、倫理・行動規範に従うことへの同意も含めてコンプライアンスを95%徹底させます。
93.8% サプライヤー関連直接的支出
サプライヤー倫理・行動規範に準拠した直接的支出
86.5% サプライヤー関連間接的支出
サプライヤー倫理・行動規範に準拠した間接的支出
98.5% 社会的責任を果たしているサプライヤー
対象となるサプライヤーはCSRで評価