ハイブリッド、
その先へ 今、知っておくべき
99のコト

編集者か
らの手紙 クリス・コンドン |
Chris Congdon,
編集長,
Work Betterマガジン


今号のテーマは「ハイブリッド、その先へ」。世界中の多くの企業がハイブリッドワーク導入にあたって、未だそのベストな方法を見出せずにいる中、なぜ「その先」を話題にしているのか不思議に思うでしょう。

ハイブリッドワークは今後も進化し続けるからです。例えば、世界を対象にした最新調査は、オフィスへの出社頻度の世界平均を週3-4日（70%）と報告しています。この平均値は、居住地や業務内容、勤務先によっても大きく異なります(P6の「ハイブリッドワークの実態」を参照)。今までの経験や感情論によって、今後の方向性は賛否両論分かれるところです。しかし、重要なのは出社するか否かとは関係なく、世界中で働き方が劇的に変化しているという事実です。

変化の大波が押し寄せる中で、多くの企業が模索し続けています。当 社の調査によると、コロナ禍4年目に入ると、ワークライフバランスの 崩壊、生産性の低下、帰属意識や人とのつながりの希薄化などが深 刻な問題として浮上しています。実際、離職率は増加傾向にあり、 生産性の低下が企業としての競争力を弱めてしまう可能性があります。

"なぜこうした事態が起きているのか。生産性の向上やその測定には多くの要素が関連し、決して単純な問題としては語れません。その中でも多くの社員は「仕事にやりがいを見出したい」、「もっと仕事で成果を出したい」と感じているのです。"

"ところが、企業の経営層は、これとは相反するメッセージにばかりに耳を傾けています。この問題は決して容易くはありませんが、両方のニーズをバランスよく考え、関係者を巻き込んだ運用実験を行いながら試行錯誤を重ねていくしかないのです。この働き方は今までにない試みという意味で「ハイブリッド」と呼ばれていますが、いずれは「スタンダード」として定着していくことは間違いないのですから。" You might wonder why we’re talking about “beyond” hybrid when so many companies are still trying to figure it out and make it work for them. Hybrid will continue to evolve, but some patterns are emerging that might surprise you.

For example, most people globally – 70% – are working in the office, on average four days a week. But that average varies dramatically depending on where you live, what you do and who you work for. We’re all having different experiences and feelings about how hybrid is going. One thing is universal though: How we work has changed dramatically, regardless of where you work and on which days.

In the midst of all of this change we need to have empathy because people are really struggling. As we enter the fourth year of adapting to life with COVID, our research shows work life balance has dropped and people feel less connected to company culture. Productivity has also suffered and all of this is making them more likely to leave their jobs. Leaders are worried. Dropping productivity hits a nerve when organizations are under pressure to deliver results.

So let’s talk about why it’s happening. There are many variables when measuring productivity. We can, and should, debate it – but we can’t ignore it. Because people want to feel good about their work and be productive too.

Organizations are hearing conflicting messages and have to try and figure out how to balance everything. It’s complicated – but it’s also an opportunity to experiment and engage people in the process of figuring out potential solutions. We call this experiment “hybrid” today because it still feels new and novel for some. But as we learn and adapt, soon it will just be called…work.

章 01 ハイブリッドワークの実態 研究によると 洞察 01–07 章 02 ハイブリッド、その先へ 新しい時代の仕事のための洞察とアイデア 洞察 08–15 章 07 Z世代が仕事で求めるもの Z 世代が職場をどのように再構築しているか 洞察 50–54 章 06 「学習」が主軸となる働き方の未来 学習が定着率に大きな影響を与える理由 洞察 46–49 洞察 38–45 章 05 「ソーシャル」スペースを機能させる より働きやすいソーシャルスペースをデ
ザインする 章 04 ハイブリッドコラボレーションの鍵は
「人間らしさ」 ハイブリッド コラボレーション スペース
を改善するためのアイデア 章 03 究極的特権としての「プライバシー」 オフィスの混雑に対処する方法 洞察 16–25 13
週にわ
たる考察 ハイブリッドワークを
している職種もしくは
その頻度、といった議
論を越えて話を進めて
いきましょう これから数週間、仕事がどのように変化し、どうすればより良いものになるかを探っていきますー今知るべきトップ99の考察とアイデアを厳選しました。毎週、新しい考察とアイデアをご紹介していきます。 洞察 26–37 章 08 成長を支える中小企業
小規模ビジネス地区を作成するためのヒント 洞察 55–62 章 09 自宅に「ホームオフィス」 機能するホームオフィスを設計するためのヒ
ント 洞察 63–73 章 10 「色」を使いこなす 色はハイブリッドな職場の鍵です 洞察 74–80 章 11 深い学びを促すアクティブラーニング より魅力的な学習体験を作成する 洞察 81–91 章 12 障壁を明らかにする インクルージョンのためのデザインはこの考
え方から始まります 洞察 92–96 章 13 健康と癒しを促す空間づくり より柔軟な医療環境の構築 洞察 97–99

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