Steelcaseは、製品の製造時に排出される温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
気候変動に取り組む
気候変動は時代を決定づける深刻な課題のひとつになっています。人間活動の拡大は世界の平均気温を産業革命以前に比べて約1℃上昇させました。
政府や関係機関による努力にも関わらず、人為的な温室効果ガスの総排出量は増加し続けています。今世紀末までの世界の平均気温は現在より2.2°C上昇して4.4°Cになると予測されています。気温上昇1.5°Cを超えないように多くの企業が世界共通の長期目標を掲げて取り組んでいますが、その目標には程遠いというのが現状です。
気温上昇を2°Cではなく1.5°Cに抑制できたとしても、2050年までに気候変動によって貧困に陥る人の数は数億人とも言われています。これには海面上昇による倒壊なども含まれます(IPCC 2018要約報告書)。
脱炭素目標
再生可能エネルギーへ投資する
- 世界中の自社施設の電力消費量100%に相当する再生可能エネルギーへの投資を継続します。
- 森林保護・再生プロジェクトへ直接投資します。
- 自社事業でのカーボンニュートラルを維持します。
エネルギー効率を促進する
- 科学根拠に基づく達成目標に沿って平均気温上昇を1.5°に抑えることでスコープ1および2からの絶対排出量を2030年までに50%削減します。
削減対象をスコープ3排出量に拡大する
- 自社独自の科学的根拠に基づく目標を設定するために、購入商品や輸送の仕入れ先と提携してスコープ3の排出量を削減します。
- 出張からの排出量を14%削減します。
- 自社事業で発生する廃棄物からの排出量を14%削減します。
インパクトストーリー
脱炭素化社会に向けて世界で連携する
アースデイ開催にあたり、Salesforce、Royal Phillips、Steelcaseなどの企業は、脱炭素社会を牽引するために企業が集結し業種を超えた協力体制を呼びかけています。
脱炭素化を通して地球を守る
最近、カーボンニュートラルを達成し、さらに2030年までの達成を目指して科学的根拠に基づく目標を設定したと発表しました。
科学的根拠に基づく目標で炭素削減を目指す
自社事業でカーボンニュートラルを達成したと発表しました。パリ協定の最も厳しい目標に沿って科学的根拠に基づく目標を設定して取り組みを前進させています。
温室効果ガス排出の概要とスコープの分類
スコープ1の排出
自社で所有および管理している事業から生じる直接排出—消費される場所からの排出
例:製造施設の暖房のための天然ガス、発電機用のディーゼル燃料、企業用ジェット機用のジェット燃料など。
スコープ2の排出
自社で所有および管理する事業が消費する購入電力の発電に伴う間接排出—発電所からの排出。
例:所有および運営している製造設備、照明、およびその他製造を稼働させるための発電所購入電力など。
スコープ3の排出
自社の事業活動の結果として発生するその他の間接排出—自社が所有または管理していない排出源から排出。
例:購入した商品やサービス、出張や従業員の通勤、顧客への製品の輸送、製造廃棄物など。
STEELCASEの脱炭素戦略への道筋
現在、カーボンニュートラルを達成しており、1.5°という科学的根拠に基づく目標を設定し、2030年までに自社施設の絶対排出量を50%削減することを目指しています。